2017.07.16 Sunday
2017.07.10 Monday
製作日記
2017.07.09 Sunday
Mushaへ 青年海外協力隊 タケダノリヒロさん
今日は午前中にスクリーンの打ち合わせ、製作をした後、
午後はキガリからすこし離れた田舎町 ルワマガナ郡ムシャという場所へ、約1時間ほどかけて車で行きました。
ここには一人の日本人、タケダノリヒロさんという方が青年海外協力隊として、主に学校の水・衛生環境の改善活動されています。
今日はその様子を実際に会ってお話を聞こうと、行ってきました。
Mushaのあたりを一緒に40分ほどかけて歩きながら
この町を案内して頂き、活動についてのお話を伺いました。
キガリとは違って、赤土!
車やバイクがもし通れば、一瞬で砂ホコリにまみれます。もちろん私もまみれました。。
その赤土の両脇には、バナナの木がたくさんあり、なんともアフリカらしい場所でした。
一緒に歩いていると、通りすがるルワンダ人の人々皆、
「ノリ!ノリ!ミルウェイ(こんちには) 」と、みんなタケダさんのことが大好きなように思えて、
素敵な光景でした。
小さな子供達も沢山住んでいて、みんな私たちへ手を振ってくれました。
ここでは電気はプリペイド式で、なくなったら購入するシステム。
電気代がすごく高いルワンダ。
どうやらこの町はほとんどあまり電気をつかわないそうで
夜はどうやら真っ暗だそう。
「顔に黒い紙貼ってるくらい暗いです!」とおっしゃっていました。
そんなに。。。
そしてこの町にあるレストランはただひとつ!その唯一のレストランで
Fantaシトロンを飲みながら、私たちの活動についても少しお話させていただきました。
竹田さんの住むお家の横には、素敵な外観の教会がありました。
外壁の穴から中を覗き込むことができる、教会でした。
中に入ってみたかったけれど、閉まっていました。。
ルワンダの人口宗教は、キリスト教が93%、イスラム教は5%ほど。
毎週の土日には私たちがいるキガリの町でも朝、教会に行く人々を沢山見かけます。
山道を歩いて戻って来るところに、地元の集会らしき集まりに遭遇!
沢山の人々が、集まっていました。
どうやら、とある人々を表彰するための会だったそうです。
日本人がぞろぞろと歩いていたら、そりゃあ、みんな見ますよね。。
全員の視線がこちらに。。
自然がいっぱいな、緑豊かなMushaは、穏やかで、静かで、、
とても魅力的でした。
短い時間ではありましたが、キガリとまったく違う
人々の暮らしや、まだまだもっと彼らの為に、改善していかなくてはならないことなどをお話していただいたり、
そして同じ日本人として、タケダさんの活動を直接知ることが出来て貴重な時間でした。
そして、とても勇気をもらいました。
タケダさん!本当にありがとうございました。
そしてタケダさんの素敵なブログです!ぜひ見てみてください。
http://タケダノリヒロ.com/blog/2017/07/06/movie-walk/
2017.07.07 Friday
虐殺記念館 キガリジェノサイドメモリアル
私達のいるキガリジェノサイドメモリアルセンターは、
ルワンダの首都、キガリのギソジという場所にあります。
ここにある虐殺記念館は、
朝8時から夕方16時頃まで開館しています。
この記念館は寄付金で運営されており、入場料は無料です。
入り口に寄付金のアクリルボックスがあります。
ルワンダ起きた大きな悲劇、1994年に起こった大虐殺。
23年前のこの虐殺を忘れない為に、数多くの資料が展示してあります。
虐殺にあった方々の顔写真、当時残された衣服やアクセサリー、
亡くなった人々の大量の頭蓋骨までありました。
私たちも、展示してある映像資料や写真など、じっくり拝見してきました。
このジェノサイドが起こった年、私は当時7歳だったので、
同じ7歳だった子供たちの亡くなった写真を見て本当に心が痛みました。
その7歳の子が、当時、何で遊ぶのが好きで、将来どんな夢をもっていたか。
その様な何人もの子供たちのプロフィールが、顔写真と共に展示されていました。
言葉に言い表せないほどの感情が起こります。
「決して2度と起こってはならない」と、記念館の外にある墓地には
ルワンダの平和を願い、たくさんのお花が供えられていました。
毎日製作しながらも、私はたまに、この墓地を訪れるのですが、来る度にいつも違うお花が供えられていて、本当に多くの方々が訪れていることを感じます。特に、”Never Again”と書かれたリボンは、いつも沢山見かけます。
そして、フェスティバルの方はテクニカルチームが合流し、出演カンパニーがぞくぞくと到着してきているようです。
いよいよ本番に向けて、リハーサルの準備が始まります!
2017.07.06 Thursday
It's fine day
朝、いつも製作チームのみんなにおはようを言うと、
Andreは大体、手を大きく上に上げて、「It's Fine Day!」と言います。
私たちは、いつもなぜか、、この挨拶に癒されるところから、わたしたちの朝ははじまります。
そして
竹の格子のパネルが出来上がり、
いよいよ、アーチに配置する大仕事です。
今日はいつもより人数を増やして設置作業に挑みます。
Halajiの声により、全員が配置につき、
一気に持ち上げ、格子をドームの上に配置。
角度や設置まで調整は必要ですが、、、まずは、アーチが無事に上に配置することができました。
ほっと一安心!
日陰のない場所で1日作業したため、大分体力を消耗しました。。。
後は、ロープで固定し、今日の作業は終了。
そして、今日の夕焼けはとても美しかったです。
あともう少し。
これからが私たちにとって、一番大事な行程です。
2017.07.04 Tuesday
ONE LOVE
今日は空いた時間を利用して、ONE LOVEへ向かいました。
http://www.onelove-project.info/
数ヶ月前に大学の恩師とバッタリ出くわし、ルワンダへ行くことを伝えたら、
この場所のことを教えていただき。
連絡をとって、真美さんのお話を聞くことができました。
真美さんとガテラさんは20年以上、義足製作とういう技術を使って障害者支援を行い、
このONE LOVE施設の建設/運営を本当に0から作り、営んでいます。
20年以上ルワンダで活動され、経験を積んだからこそ見えているルワンダと日本の現状、
いま真美さんが感じている様々な想いを聞くことができました。
そして、ジェノサイドから復興しつつ、更に発展しようとしている今のルワンダでは、
昔とは違った種類の複雑な問題も見え隠れしているようでした。
(復興と言っても過去がなくなることはありません、一見すると、
街も人も明るく朗らかなので想像がつかないですが、それぞれ壮絶な過去と付き合って生きています。)
また、日本人とルワンダ人のパイプ役にもなってしまうからこその難しさ
(ルワンダ人にも日本人にも色々な人達がいるので)もあるようでした。
ほんの半日程度の見学でしたが、見るもの全てが1から育てているのかと思うと、
活動と一言でいっても、ほとんど戦いのような気合いを感じます。
そしてこの施設とにかく広いです。
すべてガテラさんがデザイン(監修?)していて、かなりセンスがいいです。
ONE LOVE LANDと言うに嘘のない、まさにLANDというに相応しい広さでした。
義足製作所は勿論のこと、レストランや宿泊施設も併設してあります。
正直にいって、管理だけでも一苦労のご様子でした。
様々な立場の、あらゆる人種の人達が訪れるこの場所ですが、
今回、我々のような「舞台美術をつくりに来た日本人」といったタイプの人間は相当珍しかったらしく、
最初はお互い、少々ぎこちなかったですが、最後には面白がってくれたようで、よかったです。
もし竹(舞台の材料)が足りなくなったらウチの(施設内に生えてる竹)を持っていく?とも言っていただきました笑
フェスティバルも観にきていただけるようで楽しみです。
2017.06.29 Thursday
世界各国から
今日は沢山の学生たちが、私たちがいる
キガリジェノサイドメモリアルに来ました。
朝向かう途中に、彼らを守るようにパトカーがいて、その後ろからついていくような形で私達も向かいました。
キガリジェノサイドメモリアルには、敷地内にあるジェノサイドの記念館や、墓地、劇場へ 毎日沢山の人が、世界各国から訪れます。
私達は野外劇場でずっと製作しているので、
通りすがりに気になって、外国人の観光客から「君達は何をしているの?」と、よく声をかけられます。
「ここで、来月行われるフェスティバルのセットを作っています!」と伝えると興味津々に話を聞いてくださったり。
この間はアフリカで有名な女優ジョークシルバさんが、ふらっと来て「素敵な劇場だわ!」と言って私達の製作を見て下さいました。少し彼女ともお話させて頂きました。
すごくファンキーで、元気でカッコイイ!
みんな「頑張ってね」と握手を交わして暖かく応援してくださる人ばかりで、とても嬉しく、それがエネルギーになります。
今日はいよいよ竹で編み込んだアーチをドームの上に配置しました。これが一番大変な作業なのですが、Halajiの指揮のもと、
アーチは、無事建てることができました。微調整はまだまだ必要だけれど、なんとかここまで進められてほっとしました。
明日、最後のアーチを建てる準備。
製作作業は順調に進んでいます!
2017.06.27 Tuesday
みんなでお揃いの
毎日暑い日々が続いています!28°くらいですが、ものすごく暑いです。。。
今日も竹の伐採から、コツコツ アーチを創る作業を進めていきました。
彼は竹の伐採担当。ものすごいスピードで、竹の笹とりまで綺麗に伐採しています。
こちらは我らが、アーチ班。コミュニケーションもだいぶスムーズに取れるようになり順調です。
立ち上がるのが楽しみです。
そして、今日は我々のNPO法人S.A.IのオリジナルTシャツを彼らにプレゼントしました。
Halajiには、一番大きいサイズをプレゼントしたけど、、、ちょっと小さかったみたいです。笑
でもみんな喜んでもらえた様で良かったです!撮りすぎなくらい記念写真を沢山撮りました。
左からJuma、Halaji、Andre、Sun
ちなみに、リーダーHalajiの携帯ケースが、ドラエもんなんです。
ドラエもんのこと知らなかったので教えてあげました。笑
いつもチップスばかり食べているそんな
リーダーHalajiは5人も子供がいるビッグファミリー。
でもここぞという時は、さすが大ボスの様なリーダーシップを発揮します。
すごく頼りしていて、一緒に働いてる、みんなからも尊敬されています。
今日はチームワークがより良くなった気がします!
また明日から頑張りたいと思います。
2017.06.24 Saturday
製作日記
今朝は同居人のダニーくんにオムレツを作ってもらい、(卵を買ったのになかなか使わないので、気になっていたようです)
本日も製作作業に入ります。
今回のプランでは、劇場の外側と内側に美術をつくるのですが、
今日は内側の製作を進めます。
鉄骨のフレームを設置します。
これだけで結構かっこいい感じがします。
ここまで鉄工の技術があるとは思っていなく、鉄を使うだけのプランもやったら面白いだろうなーと思いました。
結構適当で、壊れてもすぐに付け直します。そんなにしっかりしていない分、作業が早いです。
鉄枠に竹を取り付けていきます。
少しづつ形が見えてきます。
暗くなっても手が止まらず、もくもくと作業を進めます。
野外なので、本当に暗いです。
今後の方針や仕上がりのチェックをして、今日はおしまいです。
一緒に集中して作業ができた、いい時間でした。
また明日も頑張ります。
2017.06.23 Friday
いよいよ製作がスタート!
いよいよ私達のプランを踏まえ製作がスタートしました。
壊れないようにひやひやしながら、日本から大切に持ってきた模型。
これが私達のプランです。
今回のフェスティバルのテーマは
”SEEKING the impact of ART meeting ICT at crossroads, What does this mean in this HOME we live called LIFE"
”アートとICTが出会って交差することによるインパクトの探求、その影響が「人生」という名の「家」に住む私たちにとってどのような意味をなしているのか”
このテーマから
3つのフォルムが重なり合い、「交差と連鎖」を起こす、面と透過性を両立させたデザインを提案しました。
素材は木材よりも安く入手できる、ルワンダの竹をメインに使用することにしました。
このプランをみんなと一緒に実現させたい。
とてもドキドキしています。
まずは鉄骨のフレーム作りからです!
ドームの外側の大きなアーチは1辺が最大10m以上あるため、まずしっかりとしたフレーム作りが必要です。
このフレームは彼らの提案で、鉄で作ろうということになりました。
メタルフレームを用意し現地の溶接職人がその場で溶接しフレームを作っていきました。
ドームのフォルムに沿ったアーチもしっかりつなげて作ることができました。
そして竹の伐採が同時に行われ、一本一本長い運びだしていきました。
ルワンダにある竹には、なぜかストライプのような模様が入っていて、これがすごく面白いんです。
綺麗なグリーンのラインが、ところどころに入っています。
ただ伐採した後は乾燥するので、きっとこのラインは消えてしまうでしょう。。
それから、竹を2分割、4分割とひたすら何本も割って、一つ一つ節を取り除いていきます。
これがとても体力が必要とされる作業です。
彼らは、毎年大量の竹を割いてやっているようなので、手慣れた手つきです。
どんどん綺麗に二つに割いていました。
この時に、日本から持ってきた私達の道具「なぐり」(トンカチ)がとても役に立ちました。
私がなぐりでバンバン節を取っていると、貸してと言って同じように節を取りだし、気づいたらマスターし、
しばらく私のなぐりは返って来ませんでした。笑
まだ始まったばかりなので、お互いに言葉の壁も少しありますが、
テクニカルチーフのHalajiとJumaを筆頭に、彼らに竹の扱い方を教えてもらいながら
製作はスタートしました。
ただ全員が英語を話せる訳ではないので、やはり言葉の壁があります。
言葉は交わさずとも、お互いにもっている目標は一緒なので、
自然と一つ一つの工程を一緒にクリアできた時はすごく嬉しい。
少しずつスワヒリ語も覚えながら、
コミュニケーションをとって徐々に距離を縮めていきたいなと思っています。
2017.06.21 Wednesday
ミーティングと材料下見
今日は昨日の劇場下見を元に再度、朝から二人でプランニングを一部分再構築して、
模型も少し直しました。
朝からバタバタしていましたが、、私達の宿お世話人ダニーが
手作りのレモングラスティーを入れてくれました。
とても優しいダニー、ありがとう。
気づいたらあっという間、お昼になり
テクニカルチーフのHalaji、アシスタントのJumaがミーティングにやって来ました。
修正したプラン、詳細を細かく説明しお互いに細かく確認しあいました。
私たちの模型をじーっと見て、とても真剣に考えているHalajiとJuma.
出会って2日目にして、既にとても頼りになる存在です。
彼らと一緒にこれから製作入るのがすごく楽しみになりました。
そして打ち合わせの後は、みんなで材料の下見へ。
まずはセットに使われる竹。
到着した場所は、鉄工所や木工所が沢山入り交ざった、製造エリア地帯。
数え切れないほどのルワンダ人が、ベッドや椅子といった家具の製作、
木材の製材、鉄鋼業などをしている場所でした。
埃まみれ、木くずだらけになり、元気に働く男達。
とてもエネルギッシュな空気に満ち溢れていました。
私達はその光景を目にして、テンションが上がってしまい、
終始落ち着くことができないほど、血が騒いでいました。
そして夜は、私達の歓迎ディナー。
近所のJapanese Restaurant "KISEKI" にて。
山田美緒さんという、日本人の女性の方と旦那さまと経営しているレストランで、
美緒さんはなんと、アフリカを半年ロードバイクだけで一人旅をしていたこともあるそうで、
本も出版されている方!
料理も美味しく、笑顔の絶えない、とても賑やかで楽しいディナーになりました。
今晩は、ぐっすり寝れそうです。
すでに坂本さんは帰り道眠そうにしていました。笑
おやすみなさい。